仕事のあと、スーパーに寄るのが当たり前だった
仕事が終わる頃には、もうすでに疲れています。 それでもスーパーに寄って、夕飯の材料を買う。 家に帰ったら料理をして、片付けをして。 気づけば一日が終わっています。 そんな毎日を過ごしていました。
子どもには、できるだけ栄養のあるものを食べてほしい。 そんな気持ちもあって、なるべく家で料理を作っていました。 だからスーパーに寄るのも、当たり前のことだと思っていたんです。
電車の中で考える、今日の献立
夕飯の献立を考えるのは、いつも帰りの電車の中でした。 今日は何を作ろう。冷蔵庫には何が残っていただろう。 そんなことを考えながら、スマホでレシピを見たりしていました。
でも仕事で疲れている日は、献立を考えることさえ少し大変です。 スーパーに着いてから、何を買うか決めることもよくありました。
気づけば時間が過ぎている、スーパーでの時間
スーパーに入ると、まず野菜売り場を見て、 そのあと肉売り場を見て、特売の商品を見て、 気づけば、思ったより時間が過ぎています。
早く帰りたいと思いながらも、夕飯を考えなければいけない。 そんな日も少なくありませんでした。
そうすると、予定になかったものまで買ってしまいます。 美味しそうだったから。安かったから。なんとなく必要だと思ったから。 そんな理由でカゴに入れたものが、後になって残ってしまうこともありました。
冷蔵庫の奥で見つけた野菜を見て、少しだけ申し訳ない気持ちになる。 そんなことも、一度や二度ではありませんでした。
「スーパーって、毎日行かなくてもいいのかな」
特別困っていたわけではありません。 みんなこんなものだと思っていました。
でもある日。 夫婦で何気なく話している時に、こんな言葉が出たんです。
「スーパーって、毎日行かなくてもいいのかな」
本当に何気ない一言でした。 節約しようとか。効率化しようとか、そんな話ではありません。 ただ、毎日行くのが当たり前になっていただけかもしれない。 そんな気がしたんです。
試しに始めた、週一回のまとめ買い
そこで、試しに買い物を週に一回にしてみることにしました。 休みの日に、一週間分の献立をざっくり考える。 必要な食材を書き出して、まとめて買う。
忙しい時は、共有メモを使いました。 通勤中に思いついたものを書いたり。昼休みに少しだけ追加したり。 夫婦で少しずつ考えるようにしました。
最初の不安と、完璧じゃなくていいこと
最初は少し不安もありました。 牛乳が途中でなくなったらどうしよう。 野菜が足りなくなったらどうしよう。 子どもが急に別のものを食べたいと言ったらどうしよう。 そんなことを考えていました。
実際に、途中で買い足した週もあります。 完璧にはできませんでした。
平日の夜が、少しだけ楽になった
それでも、毎日スーパーへ行く生活に比べると、少し楽になった気がしました。 平日の夜に、スーパーへ寄らなくていい日が増えたんです。
たったそれだけのことなのに。 家に着く時間が少し早くなって。 夕飯の前に少し座る時間ができたり。 子どもと話す時間が増えたりしました。
それから、食材を捨てることも減りました。 必要なものを考えて買うので、冷蔵庫の中が前より分かりやすくなりました。 無駄な買い物も少なくなって、結果的に家計の負担も少し減りました。
一番意外だったのは、夫婦の会話が増えたこと
そして一番意外だったのは、夫婦で話す時間が増えたことでした。 献立を考える時に、自然と会話が生まれます。
今週の予定のこと。子どものこと。仕事のこと。 以前はそれぞれ忙しくて、必要な話だけで終わる日もありました。
休みの日に献立を考えていると、 「これ先週も作ったね」 「子どもはこれ好きだったよね」 そんな話になることがあります。
献立の話をしていたはずなのに、気づけば別の話になっていることもありました。
買い物の回数を減らしただけなのに。 前より会話が増えて、少しだけ気持ちに余裕ができました。もちろん、忙しい日は今でもあります。 疲れて何もしたくない日もあります。
それでも。 以前より、毎日に追われている感じが少なくなった気がしています。
最近は、仕事帰りにスーパーへ寄る日が少なくなりました。
まっすぐ家に帰るだけなのに、それだけで少し気持ちが軽くなる日があります。

